形成外科
当院で行われう陥没乳頭形成術は、乳首の根元をわずか2mmの傷を乳首の上下、もしくは上下左右の2〜4ヶ所だけを切開する方法です。小さな切開でも、陥没乳頭の治療が十分可能です。もちろん、傷は目立ちません。
リスク 小さく目立たないとはいえ、傷は傷 出血、内出血、腫れ、後戻り まれに感染(縫合糸膿瘍など)が起こることがあります。
「乳腺」と、「乳管」の発育のアンバランスが原因で乳頭がへこんでいる状態を言います。乳首の真ん中が乳房内に入り込んで、くぼんでいる乳首や乳頭自体がない平坦な乳首のことを「陥没乳頭」「陥没乳首」といいます。 注射器で陰圧をかけたり、軽く刺激を与えたり、指で引っ張っても外に出てこない場合を「真性」、すぐに出てくるが、やがて引っ込んだ状態に戻るものを「仮性」と呼びます。
①乳首の整容面での問題
②授乳機能の問題 真性の場合は授乳不可 仮性の場合は授乳不可もしくは授乳可能であっても乳腺炎発症のリスクが高い
③乳腺炎発症のリスクが高い 引っ込んだ状態のまままと、垢がたまり雑菌が繁殖しやすくなるため、乳管を通して体内に菌が入り込むリスクが生じます。これは乳腺炎と言われ、乳腺に炎症が起こるので、放置すると乳腺の萎縮などで正常な機能が低下してしまいます。
また、うつ伏せに寝られないほど激しい痛みをともなったり、寒気や発熱など、日常生活に大きな支障をきたしますし、膿がたまった場合には、切開排膿(はいのう)する処置が必要になったりします。
陥没乳頭(陥没乳首)の治療は基本保険適応です。 年齢が40歳未満で今後授乳の予定がある方が対象となります。陥没乳頭によって授乳障害が起こりうると思われる場合に保険が適用されます。最終的には医師の診断によるので、まずはご相談ください。
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