手術をしたくない方へ
下肢静脈瘤が軽度の方は、下肢静脈瘤の原因がなくなるわけではありませんが、運動療法や生活習慣の改善を継続して行うことで、病気の進行を遅らせることが可能です。
これらの事は、下肢静脈瘤の予防にもつながります。
下肢静脈瘤の症状の改善には体操も有効です。体操によって、ふくらはぎの筋肉が収縮し、血液を押し上げる働き「筋ポンプ作用」が促進され、足に溜まった血液が心臓へ戻るのを助けます。手術などの治療をしたくない方は頑張ってください。 効果的な体操タイムは午後から夜にかけてです。就寝中は重力の影響を受けないので、午前中のうちは、静脈のコブやむくみが気にならないことが多いと思いますが、午後からは重力の影響が症状として徐々に現れてきます。特に夕方から就寝までが症状のピークになりますから、昼頃から夕方に体操を行うと効果的となるわけです。あと、毎日続けることが大事なので、毎日、長時間体操をやろうと思ってもなかなか続きません。少しずつでも継続を心がけてください。また、体操をしても下肢静脈瘤の症状が改善しない場合もありますので、早めに専門医を受診しましょう。
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