その他の治療法
硬化療法は下肢静脈瘤の治療に多く用いられています。網目状静脈瘤や側枝静脈瘤などに用いる他、伏在静脈本幹の弁不全が顕著な場合に血管内レーザー(高周波)焼灼術と併用して使用します。 気になる静脈に血管を固める硬化剤をフォーム化したあと注射し、弾性包帯で軽く圧迫することで、血管内に人為的に炎症を起こし、患部の静脈を閉塞させます。閉塞した静脈は徐々に小さくなり、最終的には全て吸収されてしまいます。伏在静脈本幹の弁不全が顕著な場合は血管内レーザー(高周波)焼灼術と併用されるケースが多くなります。
硬化治療も注射とはいえ、手術です。治療部位は当日、患者様の希望部位をお聞きし、ポリドカノール2mlの量で可能な部位を行います。 治療は、寝た姿勢や立位、座位にておこないます。治療部位を消毒後、細い注射針で注射し、ガーゼで圧迫し包帯で圧迫します。 24時間後に包帯は外し日中のみ弾性ストッキングを着用します。弾性ストッキング着用期間は1週間後の診療の際に医師から指示があります。
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